インターネット広告の種類と特徴。特性を理解し最適なプロモーションを選ぼう。

こんにちは!今回、第一回のプロモーション講座を担当させて頂きます、サトウヂロウと申します。

この業界は既に20年近くとなりますが、我がイークスではまだまだ下っ端です(笑)

この講座は初心者~中級者の方を対象にご案内させて頂きますので、皆さまと一緒に、プロモーションの基礎を学んでいけたらと思います。

それでは記念すべき第一回は、Webプロモーションの基礎や用語など、基礎知識編です。初心者の方にも分かりやすいく、説明いたします。

最後までお付き合いくださいませ。

インターネット広告の種類

私たちイークスでは、インターネット広告を中核としたWebプロモーションをご案内しています。
しかし一口に「インターネット広告」と申し上げても、様々な種類がありますよね。

まずは、代表的なインターネット広告の種類を見て行きましょう。

純広告

広告の花形、純広告です。
「純」とは、そのまま「純粋な広告」という意味ですが、メディア(=サイト)の特定の枠を一定期間おさえて広告を掲載することを指します。

課金形態はさまざまですが、主要なのは以下のふたつ

  • 期間保証
  • クリック保証

期間保証とは

期間保証は、○月×日○時×分から○月×日○時×分まで、特定の期間の掲載を保証するものです。
(ここでの「保証」とは、請け負うという意味で、間違いなく掲載されること、という認識でよいです)

期間保証は期間しか保証しないため、掲載されていたにも関わらず露出が不十分であったり、広告主のサイトへの導入が不十分だったりします。

この不確定要素を補てんするような「インプレッション保証」というスタイルもまれに見かけれます。

クリック保証とは

広告主サイトへの流入が不確定な期間保証に対し、一定のクリック数量を担保するのが「クリック保証」です。

確実にクリック数を確保するため、広告主にとってはより有益である一方、メディア(媒体会社)にとってはクリック数の責任が発生するため、期間保証にくれべれば若干、敷居の高い広告種類となります。

しかし昨今では、後述のPPC広告が発達した結果、ほとんど見られなくなりました。

獲得保証広告

俗にいうアフィリエイト広告です。成果報酬型広告とも言われます。ユーザーが広告主サイトに来訪し、特定のアクションを達成することで、メディアの成果が発生するというものです。

広告媒体を運営する企業にとっては、アフィリエイトは本来は「条件がきつい広告」であると言えます。
エンドユーザーをいくら送り込んでも、そのユーザーが特定の条件(多くは、商品の購入など)を達成しないと、収益にはなりません。

一方、広告主にとってはとても有利です。というのも、売上が出た分だけ支払えばいい、という仕組みのため、金額設定や報酬設定さえ見誤らなければ、赤字になることはありません。

以上3種類はインターネット黎明期から存在し、枠組みとしては古い部類に入ります。

記事広告

記事のテーマとして広告主の商材を取り上げ、記事の中で紹介するのが記事広告です。
記事サイトの台頭やSNSの普及によりその重要性が増してきたのが、ちょっと特殊な記事でもあります。

その強みは、ユーザーが「広告と思わない」ということ。
そのサイトの固定ユーザーが、他の記事同様に読み込み、サービスの利点を理解した上で広告主サイトへ誘導されるため、高い効果が期待できます。

近年では、著名人によるSNS記事広告(ステルスマーケティングという悪名でご存知でしょう)も見かけられ、メディアもブログからTwitterやInstagramなどのショートブログサービスにまで展開し、様々な発展を見せています。

PPC広告(ペイパークリック)

Pay Per Click(=クリックあたりの支払い)」と呼ばれる広告です。厳密には様々な広告が含まれ、「Google広告」をはじめとしたリアルタイムビッティングを採用したリスティング広告や、単価固定のクリック広告アドネットワーク広告なども含まれます。

細かな差異はありますが、クリックが発生した分支払う、というスタイルがPPC広告です。現在PPC広告と言えば、リアルタイムビッティングのアドネットワークの事を指すという認識で、問題無いと思います。

この種の広告は大変画期的で、純広告における広告主のリスクも低いですし、またメディアにとっては小ロットのサイトからでも広告掲載が出来ます。
(純広告として取り扱うには、少なくとも1日で数十~数百万インプレッションが必要です)。

PPV広告(ペイパービュー)

PPC広告と似た名称ですが、仕組みとしては少し違います。動画広告というと、イメージが付く方が多いのではないでしょうか。PPVは「Pay Per View」の略で、Google広告のメニューで言えば「冒頭5秒の視聴」であったり、「全編視聴」により課金されます。

ご存知の通り、取り扱われる業種は多岐にわたります。

テレビコマーシャルのようにイメージ広告は販促広告が流れることもありますし、動画と親和性が高そうなメディア系の販促やゲームのプロモーションもよく見かけますね。

自作の動画を入稿する必要があるため、初心者のプロモーターの方には少し敷居が高いかもしれません。しかし、何かしら他の用途での販促動画コンテンツをお持ちならば、ぜひ挑戦して頂きたい広告です。

その他、特殊な広告

SNS広告

厳密には、PPC広告やPPV広告に含まれます。SNSが運用する広告です。FacebookやTwitterでは頻繁に見かけますね。

Twitterのタイムラインに表示される広告Tweetの例。

SNSはユーザーが属性を細かく設定しているという背景があり、クライアントはその属性値を条件として、細かい広告設定を行うことができます。ターゲティングを絞り込むことで、より効果的なプロモーションを行えます。

また、SNS広告の特徴は、それ広告クリエイティブ自体が「シェアされる」ということ。
ネタとしてシェアされやすい内容であれば、広告費課金による露出以上に、ユーザーの自発的なシェアによる露出が上乗せすることが出来ます。

CPI広告

CPI広告とは、「Cost Per Install(=インストールあたりの費用)」の略で、アプリのインストール広告の事です。SNS広告として配信されるケースが多く、これはアプリという親和性と、動画配信による訴求が容易であることが関係していると考えられます。

有名なインターネット広告

それでは、具体的にどんなインターネット広告業者が存在しているのか、有名な広告サービスをご紹介しましょう。

Google広告

Google広告の公式ページ。

Google広告は、今やインターネット広告の代名詞といっても過言ではないでしょう。
Googleが提供するPPC広告、Google広告です。

最近(2018年7月24日)名称が変わりましたが、今までは「Google AdWords」という名称で親しまれてきました。なんと18年間、「AdWords」という名称で運用していたのだそうです。

Googleより。Google広告が表示有れているようす。

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インターネットを利用したことがある方ならば、必ずと言っていいほど見たことがあるはずです。Google検索結果の上部に出てくる【広告】とラベルの付いたものが、Google広告です。検索結果に表示されるものは「検索広告」と呼ばれ、ユーザーが検索した語句を元に、広告が表示されます。

他にも、パートナーサイトの広告枠に広告を表示できる「ディスプレイネットワーク」、ユーザー層を設定して広告を表示する「オーディエンスターゲティング」、特定ユーザーに追跡広告を表示させる「リターゲティング(リマーケティング)広告」など、多種多様な広告メニューを取り揃えています。

広告主にとっては、簡単にアカウントを作れるし、たった1,000円からでも出稿が出来ます。
(売上がちゃんと発生するかは、別の話ですよ!)

その気軽さが、Google広告が指示されている秘けつなのではないでしょうか。

Yahoo!プロモーション広告

Yahoo!プロモーション広告のトップページ。ここから申し込みが出来ます。

Google広告と双璧をなすのがYahoo!プロモーション広告。以前は「Yahoo!リスティング」という名称で運用されていました。

実はYahoo!プロモーション広告の内部ロジックは、Google広告のものが使われているのだそうです。

じゃあYahoo!プロモーション広告じゃなくて、Google広告でいいじゃん!
はい、ごもっとも。

でもYahoo!プロモーション広告にも強みがあります。それは「Yahoo!に掲載される」ということ。当たり前のようですが、とても大事な事なんです。

では、具体的に何が違うのか、見てみましょう。

Yahoo!プロモーション広告に掲載する理由

前述の通り、Google広告一択ではなく、Yahoo!プロモーション広告にも掲載するべきだと言えます。
それはなぜか。

実はGoogleとYahoo!は、ユーザー層が違うから!

Googleはどちらかと言えば男性的、どちらかと言えば目的主義的な所があります。
一方、Yahoo!は、女性が比較的多く、リテラシーは高くなく、ウィンドウショッピングを楽しむように無目的にサイトを閲覧するようなユーザーが多いというのです。
(以前僕がYahoo!プロモーション広告の担当者さんから聞いた話で、とても抽象的な表現ですが、僕にはしっくり来ました。)

つまり、女性向けの商材のプロモーションだったりすると、Google広告を利用するよりもYahoo!プロモーション広告を検討した方が、効果は高いかもしれないんです。

A8.net

A8.net。広告主受付ページ。

成果報酬型(前述の獲得保証広告と同義)で大手と言えば、A8.net(エーハチネット)。かくいう僕たちも大変お世話になっております。

アフィリエイトサービス(ASPと言います)の企業はたくさんあるのですが、A8.netは参加パートナーも参加クライアントも多く、一番盛り上がっているASPではないでしょうか。

前述の説明では「広告主は売上が出てから払えばいい」と言いましたが、A8.netに出稿する場合は固定費用が掛かります(月額40,000+税)。その分、A8.net運営側の対応はしっかりしていますし、パートナーも他社に比べ高い質を誇っています。

広告の種類についてまとめ

以上のように、一口にWeb広告と言っても様々な形態が存在します。
今ご紹介したのは、多くの広告代理店で取り扱っているであろう、オーソドックスなものばかりです。

広告業者によっては、課金条件や成果報酬条件が違ったりと、難解さは増すばかりです(汗
さらには、その時々によって、「どんな広告が適しているのか」というのも変わってくるんですね。

私たちイークスでは、お客様の商材・業態に合わせた最適なプランニングをご用意します。
「どんな広告が向いているのか分からない」
そういった場合は、まずは無料のご相談窓口からご一報ください。

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