芸能人や店舗など、沢山の個人や企業が配信している「ブログ」。そんなブログを自分でも始めたい、ブログで収入を得てみたいと思っている人はとても多いです。
けれどもITやプログラミングの知識が無いばかりに、諦めてしまっている方も多いのも事実。
ブログ運営者から見れば、それってとても勿体無い!ブログは、ITやプログラミングの知識が無くても、誰でも簡単に始めることができるんですよ。
ここでは、パソコン初心者でも簡単にできるブログの始め方を紹介します。
ブログを始める目的は?
ブログを始める目的は、大きく2つのタイプに別れます。
ひとつは「皆にブログを見てもらいたい」という、情報の配信やコミュニケーションだけを目的とする「情報共有型」のブログ。
もうひとつは「ブログでお金を稼ぎたい」という、収益を目的として情報の配信を行う「収益型」のブログです。
この目的の違いにより、今後運営していくブログの方針や、作成方法は大きく変わってきます。とくに収益型のブログを作る場合は、どういったユーザーを集客して、どのような広告を掲載するか、しっかりと吟味しなければなりません。
誰でもブログで稼ぐことができるの?
情報共有型のブログしか知らなかった人にとっては、「なぜブログでお金が稼げるの?」と不思議に思う人もいるでしょう。ブログで稼ぐ人達のほとんどは「広告掲載」により、ブログを収益化しているのです。
(1)広告に興味のあるユーザーを集める
広告を掲載して収益化するには、あなたのブログにユーザーが集まっていることが条件です。掲載する広告に興味を持つユーザーを集めることで、広告がクリックされたり、広告の商品を購入するユーザーが出てきます。
例えば、Googleで「ダイエット おすすめ」と検索した記事に、ダイエットにおすすめのグッズが紹介されていれば、購入したくなりますよね?
(2)アフィリエイト広告を掲載する
アフィリエイトとは、広告主の広告(商品)をユーザーに販売することで、販売数×広告単価を報酬として得ることができる広告掲載の仕組みのことです。広告代理店の持つシステム「ASP(エー・エス・ピー)」へ登録することで、誰でも簡単に始めることができます。
初心者であれば「A8.net」や「afb」などのASPがおすすめですよ。
(3)ディスプレイ広告を掲載する
ディスプレイ広告とは、「アドネットワーク」と呼ばれる広告配信システムで配信されるバナー広告のことです。アフィリエイトとは違い、広告が表示されたり、クリックされるだけで報酬を得ることができるため、収益化しやすい広告の掲載方法として、とても人気です。
代表的なアドネットワークには「Googleアドセンス」があります。
ブログを作成するためのサービスを選ぶ
ブログが作成できるサービスは大きく分けて2種類、「無料ブログ」と「WordPress」に分かれます。ではそれぞれどのような特徴があるのでしょうか。
気軽にブログを楽しみたいなら無料ブログがおすすめ
ブログの人気が高まると共に、誰でも簡単にブログを作成できるサーが沢山現れました。代表的なサービスでは「はてなブログ」「ライブドアブログ」「Amebaブログ」などが有名ですね。
このような、無料登録をするだけでブログを開設することができるサービスを「無料ブログ」と呼びます。無料ブログでは無料で簡単にブログが作成できる反面、運営する上でのデメリットも。
無料ブログのデメリット
カスタムするためには有料プランへの切り替えが必要
Googleなどの検索に表示されにくい
規約によりブログの内容や広告が制限される
運営の意向によりアカバンされる可能性がある
運営の終了と共に自分のブログも無くなる
本気で稼ぎたい人にとってブログの内容や広告を制限されるのは痛手。またブログが無くなるのは死活問題です。
そのため無料ブログを使うのであれば、個人的な日記や情報交換の場所として、気楽に運営する方におすすめします。
稼ぐブログを作るならWordPressがおすすめ
WordPressは無料インストールして使用することができる、ブログ作成用のソフトウェアです。サイトのテンプレートとなる「テーマ」や、機能を拡大する「プラグイン」など、サイトをカスタマイズするためのオプションの大部分を、無料で自由にインストールすることができます。
Google検索を集客の主軸とする人気ブロガーのほとんどがWordPressを使用しているほど、今では主流のツールとなっているんですよ。そんなWordPressのデメリットを上げるのであれば、初心者が始めるのにハードルがあるということ。
WordPressのデメリット
サーバーの自己契約が必要
ドメインの自己契約が必要
カスタマイズには多少のHTMLの知識が必要
このようなデメリットはありながらも、他を遥かに上回る集客力があるWordPressは、稼ぐブログを作る方には欠かせないツールでしょう。
各サービスの比較
「無料ブログ」と「WordPress」の2種類があると分かったところで、どのサービスに登録するか悩むことでしょう。そこで、人気のサービス5社の比較を表にしてみました。
初心者向けの「始めやすさ」と稼ぎたい人向けの「稼ぎやすさ」から見て、自分の作りたいブログに合ったものを選んで下さい。
人気順 | 始めやすさ | 稼ぎやすさ |
---|---|---|
1位. WordPress | ★★☆☆☆ | ★★★★★ |
2位. はてなブログ | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ |
3位. ライブドアブログ | ★★★★☆ | ★★☆☆☆ |
4位. FC2ブログ | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ |
5位. Amebaブログ | ★★★★★ | ★☆☆☆☆ |
無料ブログでブログを始める方法
先ずは無料ブログで開設する方法を紹介します。「私はWordPressで作成するよ!」という方はこの下の「WordPressでブログを始める方法」をご覧ください。
以下はブログ開設の大まかな流れです。最大でも5つのステップを踏めばブログ公開まで進めることができます。「ドメインの設定」は、独自ドメインを使用する方のみ設定して下さい。
- ドメイン契約(任意)
- 無料ブログサービスに登録
- 設定ページ内の独自ドメイン欄に取得したドメインを入力する(任意)
- テーマを選択する
- 記事を投稿する
ブログ開設の方法は、無料ブログで一番人気の「はてなブログ」を使って紹介していきたいと思います。
ドメイン契約(任意)
ブログに登録する前に、ブログのURLとなるドメインを取得しましょう。ドメインの取得は「お名前.com」などのドメイン取得サービスに本人情報を登録するだけで簡単に取得できます。
契約には年間1,000円前後の費用がかかるため、完全無料でブログを運営したい場合は、無料ブログが提供する「共有ドメイン」を使用すると良いです。
ブログサービスに登録
登録の方法は簡単。はてなブログの右上にある「ブログ開設 (無料)」ボタンから進み、ID・パスワード・メールアドレスの3つを登録するだけ。
取得した独自ドメインを入力する(任意)
独自ドメインを取得している場合は、「設定ページ」内の独自ドメイン[pro]の欄に取得したドメインを入力します。ただしはてなブログで独自ドメインを使用する場合は有料プラン(月額1,008円)への切り替え必須です。
テーマを選択する
ブログの立ち上げが完了しても、まだまだサイトとして見ることができる状態になったわけではありません。立ち上げてすぐは、何も無い真っ白なページなのです。
そこに自分のブログの骨組みやデザインの基本となる、「テーマ」を選んでいきます。デザインページの右側に表示されたテーマから好みのデザインを選んで、変更を保存しましょう。
記事を投稿する
テーマの設定が終われば、いよいよ文字や画像を挿入していきましょう。記事を書くときは「タイトル」と書かれた部分に記事のお題をいれ、ノートの部分に文字や画像を挿入していきます。
上の参考画像でも分かるように、装飾文字や画像の挿入は、初心者でも直感的にわかるボタンで全ての操作が可能です。イメージする競合サイトと見比べながら記事を作っていくと、上手に仕上がると思いますよ。
WordPressでブログを始める方法
続いてはWordPressでブログを開設する方法を紹介していきます。ブログ開設までの流れは以下の7ステップ。無料ブログと比べると、少し難解になりますが、初心者でもできる設定になっています。
- サーバー契約
- ドメイン契約
- サーバーにドメインを設定
- WordPressをサーバーにインストール
- テーマをインストール
- 記事を投稿する
サーバー契約
WordPressでは、サイトをネット上に表示させるために、サーバー会社と契約ししなければなりません。契約といっても、規定のフォームから本人情報を入力して支払いをするだけで大丈夫。
プランにもよりますが、月間1,000円~1,500円程度で契約することができます。おすすめのサーバーは「エックスサーバー」や「mixhost」が人気ですよ。
ドメイン契約
無料ブログではドメインの契約は任意でしたが、WordPressの場合は必須です。ブログのURLとなるドメインを決めて取得しましょう。
ドメインの取得方法は無料ブログと同じく、「お名前.com」などのドメイン取得サービスに本人情報を登録後、支払いをするだけ。年間1,000円前後の費用で取得できます。
サーバーにドメインを設定
ドメインの契約が終われば再度、契約したサーバーの管理画面へ戻り、取得したドメインの設定をしていきます。
設定の方法は、TOPページの左サイドバーにある「契約情報」内の「ドメインパネル」からドメイン追加ページへ入り、ボタンの指示するままドメインの追加をしていくだけ。とても簡単です。
WordPressをサーバーにインストール
サーバーパネルへログインしたら、「WordPress簡単インストール」と書かれたボタンをクリックしましょう。表示される項目にIDやパスワードを決めて入力すれば、WordPressのインストールができます。
※注1.)インストールURLの初期設定は「http://xxxxx.com/wp」です。このまま設定すると、ブログのTOPページURLに「/wp」が含まれてしまうため、「wp」の部分は空白にしましょう。
※注2.)インストール完了後にログインURLやアカウント情報が表示されます。大切に保存しましょう。
テーマをインストール
WordPressのインストールが完了し、ログインしてもまだまだサイトとして真っ白の状態です。「テーマ」と呼ばれるテンプレートをインストールし、ブログのデザインを入れていきましょう。
テーマの追加は、左サイドバーの「外観→テーマ」の順に進み「新しい新規テーマを追加」ボタンで追加することができます。インターネットで検索して、人気のテーマをダウンロードしてもいいですね。
ちなみにおすすめの無料テーマには、本サイトでも使用している「Luxeritas(ルクセリタス)」や「LION BLOG(ライオンブログ)」があります。
記事を投稿する
ここまで終わっていれば、最後は記事を投稿するだけ。WordPressの左サイドバーから「投稿→新規追加」の順に進み、記事を投稿しましょう。
投稿は「ビジュアル」と「テキスト」の2タイプが選択できます。HTMLの知識が無い方は「ビジュアル」を使うと、細かい装飾までスムーズに行うことができますよ。
稼げるブログを作るにはどうすればいいの?
ブログで「稼ぎたい」と思うのであれば、記事の書き方を学びましょう。我流で記事を書き続けても、センスや才能が無い限り成功することはありません。
なぜなら沢山のブロガーのほとんどは「SEO(検索エンジン最適化)」から集客し、収益化しているからです。ここからはSEOを抑えた記事の書き方を紹介していきます。
攻めるジャンルを決める
ブログを立ち上げたら、どんなジャンルを攻めていくか軸を明確にしましょう。なぜなら、軸となるジャンルが無い場合、サイトの特色が薄くなり評価が得られにくくなるからです。
また、ジャンルを決めるときに、需要の無いジャンルに偏らないように注意しましょう。競合を避けようとするあまり、需要の無いジャンルを選択してしまうと、とても稼ぎにくくなります。
検索意図を意識した記事を書く
記事を書くときに一番意識しなければならないのは「検索意図」。つまり、ユーザーがGoogleで検索しようとするキーワードは何か、ということです。
記事を書く前に「検索意図」を調査・考察することで、集客したいユーザーへ向けた記事を的確に書くことができます。
タイトルにはキーワードを入れる
ブログのタイトルは35文字以内に。そしてターゲートキーワードをできる限り前半に入れるようにしましょう。
先程述べた「検索意図」を考えて、ユーザーが検索するキーワードが、タイトルに入る「ターゲットキーワード」となります。
見出しタグの構成を整える
記事のライティングにおける見出しタグは「h2~h6」で構成されます。記事を作るときは、グループごとにブロックを分け、「h2~h6」が入れ子になるように構成を作りましょう。
とは言われてもなかなか難しいですよね。そんなときは、実際にGoogleで検索してみて、上位に表示されている記事のソースを見て研究しましょう。
GoogleChromeでサイトを開き、キーボードで「 Ctrl + Shift + C 」を押せば、カーソルを当てるだけで見出しタグのソースを見ることができますよ。
広告の貼り方を工夫する
良い記事が書ければ、広告の貼り方も工夫しましょう。サイトの一番上にバナー広告を設置するよりも、記事内で上手に誘導する広告のほうが5倍以上多い獲得が出たという結果も出ています。
広告内の押しポイントを調査したり、他社との比較をしたりしみて、どのようにユーザーへ紹介すれば興味を引くことができるのか探し出すことが大切です。
まとめ
「ブログ」と一言に言ってもその用途は様々。友達との交流の場から、稼げるブロガーまだ幅広い使い方があります。
気軽に情報の公開や共有をしたいのであれば、無料ブログがおすすめ。今は無料とは思えないほどデザインが進化しており、PCで見てもスマホで見てもとてもオシャレなブログを作ることができますよ。
ガッツリ稼ぎたいならWordPressでブログを始めましょう。初期設定に難解な部分があるものの、手順通りに進めれば、パソコン初心者でも開設することは可能です。